眼振治療ガイドは、めまいを起こすときに生じる『眼振』の原因、症状、検査、手術などの治療法について調べています。
様々なことが原因でめまいは起こります。めまいには眼振が出やすいので、病院では眼振に関しての検査が行われます。耳に原因があるめまいを起こしていると、天井などの外界が回って見えることが多いのですが、実際に外界が回転しているわけではありません。患者の眼球自体が回っているので、周りが回転して見えてしまうのです。この眼球の特殊な動きのことを眼振というのです。検査には眼振をよく確認するために、強い老眼鏡(フレンツェルの眼鏡)が用いられます。
眼球の異常な動きである眼振には、生理的なものと病的なものがあります。
生理的眼振は、めまいを起こしているときに誰にでも起こりやすく、耳性眼振・終末性眼振・視覚運動性眼振があります。
耳性眼振は耳鼻科で扱われます。
特にめまいの検査などで外部から回転性や温度性の刺激を受けたときに、めまいと一緒に起こります。
生理的眼振は誰にでも起こる可能性があるものです。
一方、病的眼振には先天性によるものと後天性によるものがあります。
まず、先天性眼振は赤ちゃんのうちから見られます。
乳幼児に多い先天性眼振は、振り子様眼振です。
これは先天性視力障害を伴い、眼科的検査をしなくてなりません。
生理的にも病的にも見られる衝動性眼振は眼科だけじゃなく、耳鼻科や脳神経外科の検査をすることが多いようです。
衝動性眼振の原因は先天性によるものや、内耳性や中枢性疾患にあることもあります。
後天性眼振はめまいを伴う内耳系や大脳、延髄、小脳などの脳幹部疾患によるもので、ほとんどの場合ではめまいを伴います。
眼振の治療法としては、手術・プリズム療法・薬の服用などがあります。
眼振の手術には、2通りがあります。
1つ目は、異常な頭の位置を改善するためのものです。
これは眼の筋肉を手術するもので、結果が良いことが多いと言われています。
ですが、静止位が常に同じ位置でなければ向かない手術法です。
そのため、4歳までの手術を勧める声もあります。
2つ目は、眼振自体を軽減させるためのものです。
眼振は眼を寄り眼にすると軽減するので、目を少し離したり筋肉をゆるめたりすることで、目を寄せなければならないようにするのです。
ただし、眼振の手術適応に関する学会での定説はありません。
つまり、まだ手探り状態なのです。
眼振の手術を受けるのであれば、眼振の経験がある眼科医に相談し、リスクなどを考慮しなくてはなりません。
また、薬に関しては、過去にアモバルビタールなどが試されたという報告がある程度です。
先天性眼振に効果のある安全な薬はわかっていません。