顔 できもの

脂肪によるできもの

顔やその他体の皮膚にできるできもので、「脂肪のかたまり」と呼ばれる「粉瘤(ふんりゅう)」は、発生頻度の高い腫瘍ですが、悪性ではないので、どうしても切除しなければいけないものではありません。しかし顔にできて大きくなると目立ちます。粉瘤は薄い被膜でできており、よく自分で中身を絞り出す方がいますが、そうすると細菌感染を誘発し、膿んでしまうので、粉瘤を見つけたら、なるべく早く小さなうちに切除した方が良いと思われます。

顔のできものの治療方法

顔のできものの治療方法について症状ごとに調べてみました。

◆脂肪腫

 皮下に発生する軟部組織の腫瘍の中では最も多くみられる良性の腫瘍です。

 通常、痛みなどの症状は無く、皮膚がドーム状に盛り上がり、柔らかいしこりとして触れます。化膿することは少ないようです。

 治療方法:手術による摘出術が必要です。

◆石灰化上皮腫

 カルシウムが沈着した腫瘤です。やや黒っぽく触ると固いです。

 毛根にある毛母細胞から発生すると考えられております。

 治療方法:手術により切除します。

◆粉瘤

 もっともポピュラーな皮膚のできものです。

 皮膚の毛穴が徐々に広がり皮膚の垢がたまり大きくなります。

 大きくなると皮膚の深いところで破裂し化膿することがあります。

 無理に圧迫し内容物を排出することは避けて早めに医師に相談し薬の服用と処置を受けた方が良いでしょう。

 治療方法:

 感染のない場合は手術的に摘出します。

 傷口を隠すために、体の他の部分から皮膚を移植することもあります。 

 感染のある場合、それが軽い場合は、抗生剤や抗炎症剤の投与で鎮静化させてから摘出します。

 感染が高度の場合は、一度、切開・排膿して開放治療(軟膏治療)を行い、傷が落ち着いた後、期間を置いて摘出します。しかし、感染のない場合に比べて治療期間が長くなり、傷跡も残ります。

◆耳下腺混合腫瘍

 腫瘍ができると、耳の前や下がはれてきます。

 特に症状はなく、時に悪性(がん)に変化するものもあります。

 治療方法:手術により切除します

◆鼻茸(はなたけ)

 鼻炎や副鼻腔炎などが原因で鼻粘膜が肥厚増大したもので、鼻づまりや嗅覚の異常などをきたします。

 治療方法::手術による摘出術が必要です。また、鼻茸の原因である炎症も抗生物質や消炎剤で治療します。

◆上顎洞がん

 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)もその1つとされています。

 初期は症状に乏しいのですが、進行すると片方の鼻づまり、臭い鼻汁や血のまじった鼻汁が出ます。

 治療方法:放射線治療、抗がん薬の投与、手術による切除を組み合わせて行います。